巨人の肩の上に登る

先人の積み重ねた発見に基づいて、なにかを発見しようとすることを指す。

【書評】LEAN UX リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン(THE LEAN SERIES)

THE LEAN SERIES の RUNNING LEAN 実践リーンスタートアップに続いて、LEAN UX リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザインを読みました。

RUNNING LEAN についての感想はこちら。
リーンキャンバスのWebツールを作ってみた - 巨人の肩の上に登る

LEAN UX を読んでみて

内容的には、RUNNING LEANやリーンスタートアップと重複があります。その中でも、本書の位置づけとしてはUXという目線。しかしながら、上記の類書とは違う、本書特有のUX的な話が特になかったように思います。つまりどういう本かというと、類書の”UXに関する部分をまとめた本”という印象です。

印象に残ったところ

MVPの誤解

p70、 MVPという言葉は、2つの目的で使いわけることができるが、混同して利用されているため、混乱を招く事がある。

1つは、何か学ぶことを主目的としてMVPを作成する方法です。この場合、チームは市場に価値を提供することを重視せず、市場が何を求めているかを理解しようとします。もう1つは、できるだけ速く市場に価値を届けることを望むために、製品や機能の小さなバージョンをつくるというものです。

ユーザ・ストーリー

エンドユーザへのメリットを最小単位で表現したもの.次のようなフォーマットで記述できる。

【ユーザ】として(私は)、
【この機能】が欲しい、
なぜなら【この成果が実現したい】から

当たり前といえば、当たり前ですが、タスクを考えるうえで個々のタスクが何のためなのかを考え、明文化することは非常に有益だと思います.


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