巨人の肩の上に登る

先人の積み重ねた発見に基づいて、なにかを発見しようとすることを指す。

メイカーことはじめ

DIYの精神に影響を受け,ハードウェアを作りたくなったので,はじめようと思う.
さて,何からはじめればいいか全く分からなかったので,"メイカームーブメント”の火付け役になったクリス・アンダーソンの”MAKERS―21世紀の産業革命が始まる”から読み始めてみた. 本書の感想は別記事を参照されたい.

本書を読んで,大まかなトレンドを把握できた.
僕自身は,エレクトロニクスに興味があったので,その方向を調べてみることにする.


ハードウェアの構成要素

まずは,ハードウェアを小分けにして理解する.古代ローマの言葉を借りるなら divide et impera つまり,分割して統治する.
どういった要素で構成されているのかを調べてみると,Upverterが発表した枠組みが見つかった.
下図に,その枠組みである Hardware Product Canvas を示す.

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つまり,次の5つによって,ハードウェアは構成されている.

  1. センサー
  2. ストレージ
  3. 通信装置
  4. ユーザインタフェース
  5. プロセッサ

Social News Designe の記事 初期段階のハードウェア設計を1枚の用紙でまとめる「ハードウェアプロダクトキャンバス」 に,いくつかの具体例が示されていたので,イメージが湧かない場合を参照されたい.


プロセッサ

構成要素で中心になるのはプロセッサだと思う.最近だと,Arduino(アルドゥイーノ),Raspberry Pi(ラズベリーパイ),BeagleBone(ビーグルボーン) 等があります.
ですが,違いが分からないと選ぶことが難しいので,比較してみる.

と思ったのです,Googleすれば比較した記事が大量に出てきたので,参考にしました.

Arduino,Raspberry Pi,BeagleBone 比較記事

使い分けを簡単に言うと,プロジェクトの規模や複雑さに比例して,Arduino,Raspberry Pi,BeagleBone の順に大きく複雑なものを対象にしています.
各記事に,実際の製作物が例示されていたので,動画等を見てみるとイメージが湧くと思います.


Arduino

とりあえず僕は,入門として良いらしい最も小さい Arduino から始めてみます.
Googleしてみると,二冊程良さそうな本がありました.

Arduinoをはじめよう 第2版 (Make:PROJECTS)

たのしい電子工作 Arduinoで電子工作をはじめよう!

本屋でぱらぱらと見てみると," Arduinoをはじめよう 第2版"のが簡単そうだったので,こっちを購入(定評のあるオライリージャパン出版だったこともあり).

簡単に書評を書くと,手書きの回路図に基礎的な回路をブレッドボード等を使って紹介しています.C ライクなArduinoソースコードと詳細な解説がついていて,すらすら読み進めれます.また,書籍の半分程がArduino言語のリファレンスになっています.


Next Step

" Arduinoをはじめよう 第2版"で,雰囲気を攫めたので,実際に触ってみることにする.
Physical Computing Lab の Arduinoエントリーキット が良さそう.

"2014年中に"というと長いので,2014年4月までに面白い製品をひとつ作る.


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