巨人の肩の上に登る

先人の積み重ねた発見に基づいて、なにかを発見しようとすることを指す。

Yコンビネーター シリコンバレ ー最強のスタートアップ養成スクールー

Hatena Blog に乗り替えて,書評を書くのは初めてです.
大学院の図書館で借りた,「Yコンビネータシリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール」についての感想です.

この本は,Yコンビネーターの約一学分の期間を著者が取材したドキュメンタリー形式の本です.
様々チームの紹介,サービス,アイデアの変更等が時系列に書かれていて,やや混乱しましたが,読み物として凄く面白かったです.

全体として,Yコンビネーターに採択される人材とその背景,ポール・グレアムをはじめとするYコンビネーター勢のスタートアップに対する考えが描かれていました.

印象に残った点としましては,次のようなモノです.


ポール・グレアム

新しいアイデアを生み出す3ヶ条
  1. 創業者自身が使いたいサービスであること

  2. 創業者以外が作り上げるのが難しいサービスであること

  3. 巨大に成長する可能性を秘めていることに人が気づいていないこと


アイデアの考え方
  • 誰かが自分のためにスタートアップを作ってくれるとしたらどんなものがいいか

  • 自分以外の誰かにとって困った問題がありうるか考えてみる


ドルー・ハウストン(Dropbox創業者)

成功するスタートアップについてグレアムへのコメント

(2007年度YCゲストスピーカーとしての講演にて)
「ブラブラしないこと.成功するスタートアップはミートアップに行かない,アドバイザーたちと話すために走り回らない,ひたすらコードを書き,顧客と話す」